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AI担当が1人で抱え込まないために、現場をどう巻き込むか

こんにちは、コマルです。「AI担当をお願いします」と1人に任せたら、いつの間にか質問も相談もトラブル対応も、その人1人に集まっていた——そんな相談をよく受けます。結論から言うと、抱え込みを防ぐのに難しい仕組みは要りません。次の5つの手順で現場を早い段階から巻き込むだけで、状況はかなり変わります。

体制図や役割分担を決めても、担当者の周りに「一緒にやってくれる人」が1人もいなければ、結局は孤立します。ここでは、その最初の1人をどう見つけ、どう巻き込むかを順番に見ていきます。

1
巻き込む相手を1人選ぶ上司ではなく、現場で発言力のある人
2
完成する前に触ってもらう粗い試作の段階で見せる
3
感想を安心して言える場を作るもらった感想を実際に1つ直して見せる
4
小さな役割を渡す困ったときの一次受けなど、負担の軽いものから
5
社内で答えられない質問の逃し先を決める社内が無理なら外部の相談先を1つ持つ
1AI担当が現場を巻き込むまでの5ステップ。番号順に進める。

ステップ1:巻き込む相手を1人選ぶ

最初にやることは、味方を1人だけ決めることです。選ぶ基準は役職の高さではありません。現場で発言力がある人——他の人が「あの人が言うなら」と耳を貸す相手を選びます。

マル

味方って、上司にお願いするのが早くない?

タイガー

そこでつまずく人が多いんだ。上司の後ろ盾は大事だけど、それだけだと現場は「上から言われたから使う」になる。現場の空気を動かせる人を巻き込むほうが、実際にはよく効くよ。
後ろ盾にはなるが上司にだけ声をかける「上から言われたから使う」空気になりやすい
最初の1人はここ現場で発言力のある人を選ぶ「あの人が言うなら」で周りが動く
2巻き込む相手を「上司」と「現場で発言力のある人」で比べた場合の違い。

ステップ2:完成する前に触ってもらう

ルールやツールが完成してから発表すると、その1人は「もう決まったこと」への感想しか言えません。途中の粗い段階で触ってもらい、使い勝手や引っかかる所を先に聞きます。

マル

え、まだ粗いのに見せちゃっていいの?恥ずかしくない?

タイガー

むしろ粗いうちに見せるのが正解。完成品を見せると「もう口出しできない」空気になる。粗いからこそ、相手も遠慮なく直せる所を言ってくれるんだ。

ステップ3:感想を安心して言える場を作る

試作を見せたら、感想を拾う場を決めます。雑談ついでのひと言でも、短いメモでも構いません。大事なのは「言っても否定されない」と伝わることです。

マル

場を作るって言われても、雑談ならもうしてるけど……。

タイガー

言葉で「安心して」と伝えるだけじゃ足りないよ。最初にもらった感想を、実際に1つ直して見せるのが一番効く。「言ったら変わった」を1回経験させると、次から自然に声が出るようになるんだ。

ステップ4:小さな役割を渡す

感想をくれるようになったら、次は役割を渡します。新しく入った人に教える、困った質問を最初に受ける——小さくて構いません。役割があると、その人は「意見を言う人」から「一緒に運用する人」に変わります。

マル

役割を渡すの、負担が増えて嫌がられない?

タイガー

丸投げすると嫌がられる。渡すのは困ったら担当に聞く、の一次受けだけでいい。答えられない質問は担当に回せば大丈夫、と伝えておくのがコツだよ。

ステップ5:社内で答えられない質問の逃し先を決めておく

現場を巻き込んでも、担当者自身が答えに詰まる質問は必ず出てきます。そのときに1人で何とかしようとしないよう、社内で分からなければどこに聞くかを先に決めておきます。

マル

うちみたいに、社内に他にAIへ詳しい人が誰もいない場合はどうするの?

タイガー

Comaruも同じだよ。1人事業主だから、社内に巻き込む相手そのものがいない。だからこそ外部の相談先を1つ決めておく——顧問税理士や、ChatGPT活用支援のような外部の窓口を持っておくと、抱え込まずに済むんだ。

マル

社内と社外、両方に「聞ける先」があれば安心だね。

タイガー

そう。社内は現場の1人、社外は専門の窓口——この2段構えにしておくと、担当者が1人で判断を抱える場面がぐっと減るよ。

抱え込まないための5ステップ、迷ったらここだけ見返す

  • 上司ではなく、現場で発言力のある1人を最初に選ぶ
  • 完成前の粗い段階で触ってもらう
  • 感想は「言ったら変わった」を1回経験させて安心させる
  • 小さな役割(一次受けなど)を渡し、意見役から運用の仲間にする
  • 社内で答えられない質問は、外部の相談先を先に決めておく

まとめ:巻き込みは「頼み方」より「渡す順番」

AI担当が抱え込む一番の原因は、能力不足ではなく周りに一緒にやる人がいないという構造です。上司の後ろ盾より、現場で発言力のある1人。完成品より、粗い試作。役割は最初から大きく渡さず、感想をもらうところから始める——この順番を守れば、担当者1人に負荷が集中する状態は防げます。

そして、社内に巻き込める相手がそもそもいない小さな会社なら、社内と社外の両方に「聞ける先」を持っておくことが、抱え込みを防ぐ最後の砦になります。

体制そのものの作り方はAI導入は誰が担当する?小さな会社の体制の作り方、外部に何を頼めるかの線引きはChatGPT活用支援は何をしてくれる?外部に頼む線引きにまとめています。導入の初動から巻き込みを組み込みたい方は社内にAIを入れる最初の30日もあわせてご覧ください。

30分無料相談では、「担当を決めたのに1人で抱えている」「現場を巻き込む最初の一歩が分からない」といったお悩みを、実際の体制に合わせて一緒に整理します。ひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください。

この記事は、みなさんの“困る”を解決する猫の手「コマル」がお届けしました。 「うちの場合はどうなる?」は 30分無料相談 でどうぞ。