こんにちは、コマルです。「AI導入、社長の一存で決めちゃっていいんですか」——顧問先の社長から、こう聞かれることがよくあります。稟議書を作るべきか、誰かに諮るべきか、迷っているうちに話が止まってしまう。今日はその迷いに、はっきり答えを出します。
今日のテーマは「決め方の手続き」ではありません。決めた後に、社内へどう説明するかです。決め方そのものに正解を1つ求めるより、あとから聞かれても困らない準備をしておく方が、小さな会社には現実的です。

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タイガー
「稟議書」を探して、止まっていませんか
Web検索で「AI導入 稟議書」と調べると、テンプレートを配布する記事がたくさん出てきます。でも、それらは決裁権を持つ人が部長・役員・社長と何段階もいる会社の前提で書かれています。従業員が数人〜数十人で、社長がその場で決められる会社には、そもそも合いません。

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稟議書が合わない理由
- 稟議は「決裁者が複数いる会社」の承認経路を整理する道具
- 社長がその場で決められる会社には、承認の記録そのものが要らない
- 本当に要るのは「なぜ決めたか」を後から説明できる記録
社長の一存で決めていい。ただし条件がある

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大企業の稟議
- 決裁者が部長・役員・社長と複数段階
- 承認を得たかどうかを記録する
- 決めるまでに時間がかかる
小さな会社の「一存+記録」
- 決裁者は社長1人。その場で決めてよい
- 決めた理由を後から一言で言えるようにする
- 決めるのは速く、記録は3行だけ残す
承認の手続きを増やすのではなく、決めた理由を後から言えるようにしておくのが、小さな会社に合う形。
一存で決めていい条件
- 決め方の速さは問題ではない。社長がその場で決めてよい
- 条件は「なぜそのAIを選んだか」を後から一言で言えること
- 理由が一文で言えないなら、まだ決める段階に来ていない
あとから聞かれて詰まる社長、詰まらない社長の違い
同じように一存で決めても、あとで従業員に「なぜですか」と聞かれて詰まる社長と、詰まらない社長がいます。差は、決めた瞬間に何を残しているかだけです。

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決めた瞬間に残す3行
- ①何のために入れるか(困っている作業を一文で)
- ②他に何を検討し、なぜそれを選ばなかったか
- ③いつまでに何を見て、続けるかやめるかを判断するか
説明する順番——決めた後、誰に、いつ、何を言うか
理由が残っていても、伝える順番を間違えると台無しになります。

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説明の順番
- 全員に同時発表しない。影響の大きい1人に先に話す
- 全体には「決めた理由」と「いつ見直すか」の2つだけ伝える
- 「うまくいく保証」は約束しない。見直す時期を約束する
Comaruの実務ではこう記録している
一次情報がある論点ではないので、断定はしません。Comaruの実務ではこうしている、という話として書きます。Comaruは1人事業主なので社長=現場ですが、ツールを導入すると決めた日に、①目的、②検討した候補、③次にいつ見直すか、の3行だけをメモに残すようにしています。実際にAI関連のツールを増やしたり減らしたりする判断は月に何度もあり、そのたびにメモを見返せば「なぜ今使っているか」をすぐ思い出せます。

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まとめ:一存で決めていい。決めた理由を残せるなら
AI導入を社長の一存で決めることは、悪いことではありません。むしろ、決裁者が社長しかいない会社では、それがいちばん速くて自然な決め方です。問題になるのは、決め方の速さではなく、決めた理由が誰にも残っていないことです。
決めた瞬間に、①何のために、②他に何を検討して、③いつ見直すか、の3行を残しておく。伝えるときは、全員に同時発表せず、影響の大きい1人に先に話してから全体に広げる。この2つを守れば、「社長の一存」は独断ではなく、ただの決め方の一つになります。
すでに反対の声が出ている場合の話し方は「AIに仕事を奪われる」と反対する社員に、何を話せばいいか、決めたあとに誰が実際に動かすかはAI導入は誰が担当する?にまとめています。決めた後の最初の動き方は社内にAIを入れる最初の30日、入れていい情報のルールづくりは小さな会社の生成AI利用ルールを参考にしてください。
30分無料相談では、「今の決め方で従業員に説明がつくか」「何を記録しておけば十分か」を、実際の状況に合わせて一緒に整理できます。決めたはいいものの説明の仕方に迷っている方は、お気軽にどうぞ。
この記事は、みなさんの“困る”を解決する猫の手「コマル」がお届けしました。 「うちの場合はどうなる?」は 30分無料相談 でどうぞ。
