こんにちは、コマルです。「ChatGPTを会社で使ってみたいけれど、何から、どう使えばいいの?」——今日はその使いこなしを、物知り猫のタイガーと、好奇心旺盛なマルが、便利機能もふくめて整理します。
安全面(会社の情報を入れて大丈夫か)は、ChatGPTに会社の情報を入れて大丈夫?で詳しくまとめています。この記事は「実際にどう使いこなすか」に絞ってお話しします。
その前に:入れてはいけない情報の一線だけ
使い方の前に、これだけは先に。会社の機密や、お客さんの個人情報は、そのまま入力しない——ここだけは最初におさえてください。

マル
ねえタイガー、ChatGPTって会社の仕事にそのまま使っていいの?

タイガー
使えるよ。でも1つだけ先に約束してほしいのが、「お客さんの個人情報」や「社外に出せない資料」を、そのまま貼らないこと。理由と対策は
別の記事にまとめたから、そこは読んでおいてね。今日はその一線を守った上で、「じゃあ何ができるの?」を話すよ。
ここまでのまとめ
- 個人情報・社外秘は、そのまま入力しない(詳しくは漏洩の記事)
- 社内ルールのひな形は生成AI利用ルールに用意
- その一線を守った上で、便利機能を活かしていく
最初に試すなら「下書き」と「要約」
何に使えばいいか迷ったら、成果が出やすく失敗しにくい2つから始めます。

マル
最初は、どんなことに使えばいいの?

タイガー
おすすめは「下書き」と「要約」。お知らせ文やメールの下書きを作ってもらって、人が直して仕上げる。長い資料や議事録を短くまとめてもらう。この2つは効果が分かりやすいんだ。

マル
むずかしい使い方じゃなくていいんだね。

タイガー
いきなり難しいことをさせようとすると、うまくいかなくて「使えない」と感じてしまう。まずは簡単で効果の見えやすい作業から。慣れたら、次に紹介する便利機能で一気に楽になるよ。
ここまでのまとめ
- 最初は「下書き」と「要約」から。効果が分かりやすく失敗しにくい
- 難しい使い方から入ると挫折しやすい。簡単な作業で慣れてから広げる
毎回の説明が消える:「カスタム指示」と「メモリ」
慣れてきたら、いちばん先に知ってほしいのがこの2つ。「毎回おなじ前置きを打つのが面倒」を、まるごと解決してくれます。

マル
毎回「うちは製造業で、お客さんは中小企業で……」って説明するの、地味に面倒なんだよね。

タイガー
それ、「カスタム指示」(設定のパーソナライズにある「ChatGPTをカスタマイズ」)で解決するよ。「回答は敬語で・結論から・箇条書きで」「うちは◯◯業」みたいな前提を一度書いておくと、以降ぜんぶの会話に自動で効くんだ。毎回の説明がいらなくなる。

マル
一度書けば、ずっと効くんだ!

タイガー
もう1つが**「メモリ」**。会話をまたいで、こちらの好みややり取りの傾向を覚えてくれる機能だよ。オンとオフは設定で切り替えられるし、覚えた内容も見て消せる。**覚えさせたくない単発の相談は「一時チャット」**を使えばいい。

マル
便利だけど、変なことまで覚えられたら困らない?

タイガー
そこは自分で管理できるから大丈夫。だからこそ、会社の機密みたいな「覚えさせたくないこと」は、そもそも入れない——最初の一線がここでも効いてくるんだ。
× 設定しないと会話1:また前提を説明
会話2:また前提を説明
会話3:また前提を説明
毎回おなじ前置きを打ち直す手間 ○ 一度設定するとカスタム指示に前提を一度だけ書く
会話1:自動で反映
会話2:自動で反映
会話3:自動で反映
メモリが好みや傾向も覚える 図1カスタム指示とメモリを使うと、毎回の「前提説明」が消える。同じ指示を打ち直す手間がなくなり、回答も自社向けに安定する。
ここまでのまとめ
- カスタム指示:前提(文体・自社の業種など)を一度書けば全会話に自動適用
- メモリ:会話をまたいで好みや傾向を記憶(オンオフ・削除が可能)
- 覚えさせたくない相談は「一時チャット」。機密はそもそも入れない
業務を楽にする、代表的な3つの機能
さらに一歩進むと、ChatGPTには業務を楽にする機能がそろっています。定型業務を型にする「専用GPT」、資料を読ませる「ファイル読み込み」、そして入力を助ける「音声入力」——代表的な3つを押さえておきましょう。

マル
ほかにも、仕事で使える機能ってあるの?

タイガー
3つ紹介するね。1つ目が**「GPTs(マイGPT)」。よくやる定型業務ごとに、指示や資料をあらかじめ仕込んだ"専用のChatGPT"を作れる機能だよ。「議事録フォーマット変換くん」みたいに用途別の窓口を作れる。ただし作るのは有料プランが必要**で、無料だと人が作った既存のものを使うだけになる。

マル
2つ目は?

タイガー
ファイルの読み込み。入力欄の「+」から、PDFやExcel、画像を読ませて、要約したり数字を抜き出したりできる。長い資料を渡して「3行でまとめて」もできる。ただし、PDFの中に画像として入っている図表は読み取れないことがあるから、大事な書類は結果を確かめてね。

マル
3つ目は?

タイガー
音声入力。マイクに話しかけると、その場で文字にしてくれる。打つのが面倒なときや、移動中に思いついたことを下書きにするのに便利だよ。
GPTs(マイGPT)定型業務ごとに専用ChatGPTを作る作成は有料プラン
ファイル読み込みPDF・Excel・画像を要約/抽出図表画像は読めない場合あり
音声入力話しかけて文字化下書き・メモ取りに
図2定型業務を楽にする代表機能。使いどころを知っておくと、下書き・要約の次の一手が見えてくる。
ここまでのまとめ
- GPTs:定型業務ごとに専用ChatGPTを作れる(作成は有料プランが必要)
- ファイル読み込み:PDF・Excel・画像を要約/抽出(PDF内の図表画像は読めない場合あり)
- 音声入力:話しかけて文字化。下書きやメモ取りに便利
プランの選び方:まず無料、本格利用でBusiness
「無料と有料、どっちから?」もよく聞かれます。結論はシンプルです。

マル
無料でも使えるんだよね? 有料にする意味あるの?

タイガー
まずは無料で十分だよ。下書きや要約を試すだけなら無料でも体験できる。「これは使える」と実感してから、有料に上げればいい。個人でしっかり使うならPlus、会社としてメンバーをまとめて管理したいならBusiness(以前「Team」と呼ばれていたプラン)が窓口を一本化できて実務的だね。

マル
いきなり会社契約しなくていいんだ。

タイガー
そう。まず1人が無料か個人のPlusで「効く使い方」を見つけて、それから会社に広げる。この順番が失敗しにくい。本格導入の段階なら、補助金が使える場合もあるよ。
ここまでのまとめ
- まずは無料で「使える」を実感してから、必要に応じて有料へ
- 個人でしっかり=Plus/会社でまとめて管理=Business(旧Team)
- 本格導入時は補助金が使える場合も(→デジタル化・AI導入補助金2026)
まとめ:小さく試して、便利機能で伸ばす
ChatGPTを会社で使う流れは、「一線(入れない情報)を守る → 無料で下書き・要約から試す → カスタム指示とメモリで手間を減らす → GPTsやファイル読み込みで定型業務を任せる」。難しく構えなくても、この順番で少しずつ広げれば大丈夫です。
安全面の詳細はChatGPTに会社の情報を入れて大丈夫?、社内ルールのひな形は小さな会社の生成AI利用ルールにまとめています。AI活用全体の進め方は中小企業のAI活用、何から始めればいい?、うまく指示するコツはAIへの「任せ方」を設計するをどうぞ。
30分無料相談では、「うちの場合、どの作業から・どの機能を使うと効果が出そうか」を、いっしょに整理できます。「興味はあるけど何から触ればいいか分からない」という段階から、お気軽にどうぞ。
参考:機能の詳細はChatGPTの公式ヘルプ(カスタム指示/メモリ/GPTs/ファイルの読み込み)が最新です。機能やプランは変わることがあるため、利用前に最新の表示をご確認ください。
最終更新:2026年7月28日(カスタム指示・メモリの初期設定と便利機能の節へ拡充・図解2点を追加)
この記事は、みなさんの“困る”を解決する猫の手「コマル」がお届けしました。 「うちの場合はどうなる?」は 30分無料相談 でどうぞ。