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AIエージェントでサイトを作るとはどういうことか

こんにちは、コマルです。「AIエージェントでサイト作成」という言葉、最近見かけることが増えました。でも、検索して出てくる説明の多くは「AIがぜんぶ作ってくれます」で止まっていて、実際に何が起きるのかはよく分かりません。

うちは答えを持っています。いま見ているこのサイト自体が、AIエージェントで作ったサイトだからです。売り文句ではなく実体験として、「エージェントでサイトを作る」とは何を任せることなのか、人はどこで手を動かすのかを、物知り猫のタイガーと好奇心旺盛なマルの会話で具体的に書いていきます。

マル

「AIエージェント」って、ChatGPTみたいなチャットAIと何が違うの?名前が変わっただけ?

タイガー

中身がけっこう違うんだ。いちばんの違いは、**返ってくるものが「答え」じゃなくて「仕事の結果」**だってこと。そこから見ていこう。

1. チャットAIは「部品」を返す。エージェントは「結果」を返す

チャットAIにサイト作りを手伝ってもらうと、こうなります。「トップページの文章を書いて」と頼むと文章が返ってくる。「バナーの案を出して」と頼むと案が返ってくる。返ってくるのはいつも部品で、それを組み立てるのも、確認するのも、次に何を頼むか考えるのも、ぜんぶ自分です。

AIエージェントは、頼み方の単位が変わります。「この方針でサイトを作って」と渡すと、必要な手順をAIが自分で考えて、調査から実装・検証まで進めた結果が返ってきます。

チャットAIに頼む
「トップページの文章を書いて」
文章(部品)が返ってくる
組み込み・確認・次の指示は毎回自分。部品の数だけやり取りが要る
AIエージェントに任せる
「この方針でサイトを作って」
調査〜実装〜検証まで済んだ結果が返ってくる
途中の手順はAIが自分で考えて進める。人は節目で確認して舵を切る
1頼み方の単位が違う。チャットAIは部品単位、エージェントは仕事単位。

マル

「手順を自分で考える」って、AIが勝手に段取りを組むってこと?

タイガー

そう。たとえば「料金ページを作って」と頼むと、エージェントは既存ページの作りを調べて、デザインのルールを確認して、コードを書いて、表示が崩れていないか自分で検証してから「できました」と返してくる。途中の判断と確認が仕事に含まれているのが、チャットとの決定的な違いだよ。

もうひとつ大事な違いが「検証」です。チャットAIの出力は、正しいかどうかを人が確かめる前提のものです。エージェントは、自分の作ったものを自分でテストして、壊れていたら直してから持ってきます。もちろん完璧ではありませんが、**「作りっぱなしで渡してこない」**という性質は、サイトのような壊れると困るものを任せるうえで効いてきます。

ここまでのまとめ

  • チャットAI=部品が返ってくる。組み立て・確認・次の指示は毎回人間
  • AIエージェント=手順を自分で考え、検証まで済ませた「仕事の結果」が返ってくる
  • 違いを一言でいうと「1回の頼みごとに含まれる範囲」の差

2. このサイトで実際に起きたこと

抽象論だと分かりにくいので、comaru.jp を作ったときにAIエージェントが実際にやったことを、そのまま並べます。

  • 調査 — 同業のサイトを分析して、見せ方の方向性を提案
  • 設計 — ページ構成、導線、各ページの役割を設計
  • 文章 — キャッチコピーから本文まで執筆(この記事もそうです)
  • 実装 — デザインの実装、コーディング、表示速度の調整
  • 検証 — リンク切れ・表示崩れ・スマホでの見え方を自分でチェックして修正
  • 計測 — アクセス解析と検索順位のモニタリングを仕込み
AIが回す調査同業サイト・見せ方の分析
AIが回す設計ページ構成・導線づくり
AIが回す実装デザイン・コーディング
AIが回す検証表示・リンク切れ・速度を自分で確認
AIが回す計測アクセス解析の仕込み
人が握る3つの関門
方針を決める途中で見て舵を切る公開してよいかの最終確認
2当サイト制作の実工程。工程はAIが回し、人は3つの関門を握る。

マル

ここまでやってくれるなら、人間の出番、ほんとにないんじゃ……。

タイガー

それがね、逆なんだ。任せる範囲が広いほど、人が握る場所をはっきりさせないと迷走する。うちで人がやったのは3つ。「どんな会社に見せたいかを決める」「途中で見て方向を直す」「公開していいかを最後に判断する」だよ。

マル

それって、少なくない?

タイガー

数は少ないけど、サイトの成否はほぼこの3つで決まるんだ。AIは「それらしいサイト」ならいくらでも作れる。でも「うちの会社らしいか」「この表現でお客さんに誤解がないか」の正解は、AIの中にはないからね。

体感の変化も正直に書いておくと、従来なら数週間〜数か月かかっていた「作る」の部分が、日単位まで縮みました。ただしこれは制作の内側の話で、ヒアリングや確認などお客様と進める時間は別です。「AIだから明日できます」という話ではありません。

ここまでのまとめ

  • 当サイトでは調査・設計・文章・実装・検証・計測までAIエージェントが実行
  • 人が握ったのは「方針決定」「途中の舵取り」「公開の最終判断」の3つだけ
  • 「作る」時間は日単位まで短縮。ただし相手のある工程(確認・すり合わせ)は別

3. 「任せる」と「丸投げ」は違う

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

マル

方向を決めて、あとは任せる。それって丸投げと何が違うの?

タイガー

丸投げは「決めることまで任せる」こと。エージェント型で任せていいのは作業であって、判断じゃないんだ。たとえば「料金をいくらにするか」「実績をどこまで載せるか」——ここをAIに決めさせると、それらしいけど誰のものでもないサイトができあがる。

マル

でも、判断しろって言われても、サイトの専門知識がない人はどうすればいいの?

タイガー

いい質問だね。判断に必要なのは専門知識じゃなくて、自分の商売の知識なんだ。「うちのお客さんはこういう人」「この言い方はうちらしくない」——これはその会社の人にしか分からない。技術の判断はAIと専門家がやればいい。役割が分かれているんだよ。

実際の制作では、この「判断を返してもらう場面」が節目ごとにやってきます。構成案が出たとき、デザインの方向が出たとき、公開の前。逆に言うと、節目で見て意見を言える人がいれば、専門知識がなくてもエージェント型の制作は成立します

ここまでのまとめ

  • 任せていいのは「作業」。「判断」を任せると誰のものでもないサイトになる
  • 判断に必要なのは専門知識ではなく、自分の商売の知識
  • 節目で見て意見を言える人がいれば、エージェント型は成立する

4. 向くケース・向かないケース

正直な話もします。AIエージェント型は万能ではなく、向き不向きがあります。

エージェント型が向く
  • 独自のデザイン・導線がほしい
  • 予約・問い合わせなど機能もつくる
  • 公開後もデータを見て育てたい
  • 設計から相談して決めたい
別の方法が向く
  • 今日中に1枚だけほしい → ビルダー型で十分
  • 文章や画像だけ手伝ってほしい → 補助型
  • 方針も判断も丸投げしたい → どの型でも迷走する
3エージェント型が向くケースと、別の方法が向くケース。

「今日中に名刺代わりの1枚がほしい」なら、質問に答えるだけで完成するAIビルダー型のサービスで十分です。「文章だけ手伝ってほしい」なら、チャットAIを補助に使う形で足ります。このあたりの3つの層の整理と費用感は、AIでホームページ制作はどこまでできる?で詳しく書いています。

エージェント型が効くのは、独自のデザインや機能がほしいとき、そして作ったあとも育てたいときです。とくに後者——公開後のデータをAIが分析して、改善案を作り、人が確認して反映する運用——は、エージェント型で作ったサイトのいちばんおいしい部分です。この運用の中身は育て続ける運用ループに書きました。

マル

作って終わりじゃなくて、作ったあとも同じ仕組みで回せるんだね。

タイガー

そこがエージェント型の本領だよ。制作で使った「調べて・作って・検証する」の流れは、公開後の改善でもそのまま動くからね。

なお、「ホームページ制作に補助金は使えないの?」という質問もよく受けます。結論だけ言うと、制作費そのものは原則対象外です。線引きの詳細は補助金でホームページは作れる?で公募要領を確認しています。制度の全体像はデジタル化・AI導入補助金2026 完全ガイドへどうぞ。

まとめ

  • 「AIエージェントでサイトを作る」=調査〜実装〜検証の工程ごと任せる作り方。チャットAIとは頼み方の単位が違う
  • 当サイトが実例。工程はAIが回し、人は「方針・途中の舵・公開判断」の3つを握った
  • 任せていいのは作業、任せてはいけないのは判断。判断に要るのは自分の商売の知識
  • 向くのは「独自性がほしい」「作ったあとも育てたい」場合。1枚でよければビルダー型で十分

コマルのWeb制作は、このAIエージェント型を使っています。料金の目安と月額プランはWeb制作サービスに載せています。「うちの場合はどの作り方が合う?」という段階からで大丈夫です。30分無料相談で、率直な見立てをお話しします。

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この記事は、みなさんの“困る”を解決する猫の手「コマル」がお届けしました。 「うちの場合はどうなる?」は 30分無料相談 でどうぞ。