こんにちは、コマルです。「Claudeを会社で使いたいけど、入力した内容が勝手に学習に使われていないか心配」——もしそう思っているなら、細かい説明より先にやることが決まります。この記事の手順どおりに進めれば、今使っているClaudeが「会社の情報を学習に使う設定」になっていないか、15分もあれば確認できます。
先に結論を書きます。Claudeは契約しているプランによって、入力データの扱いが別物です。無料版・Pro・Maxのような個人向けプランと、Team・Enterprise・APIのような法人向けプランでは、初期設定からして違います。Comaruはこの原稿を含む日々の業務をClaudeで進めている当事者として、公式情報をもとに手順を整理しました(2026年8月時点)。
ややこしく感じるのは、「ChatGPT」「Gemini」のような他の生成AIと横並びで語られがちなせいもあります。名前が似ていても、初期設定や設定画面の場所はサービスごとに違います。ここではClaude単体に絞って、確認すべき順番だけを示します。
ステップ1:使っているのは「個人向け」か「法人向け」かを確認する
個人向け=Free・Pro・Maxは、個人のメールアドレスと個人のクレジットカードで契約が完結します。法人向け=Team・Enterprise、または開発者がAPI経由で組み込んでいる場合は、会社の請求で支払われ、多くは管理者から招待される形でアカウントが発行されます。まずはこのどちらに自分(や社員)が該当するかを見極めます。
見落としやすいのが、別のサービスの裏側でClaudeのAPIが動いている場合です。社内で使っているチャットボットや議事録ツールが「裏でClaudeを使っています」とだけ案内していることもあり、この場合は契約している会社側のポリシーが優先されます。気になったら、そのサービスの提供元に確認するのが確実です。

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- ・オンにすると新しい会話が学習に使われる
- ・保持期間はオンで最長5年、オフで30日
- ・Claude Codeを個人アカウントで使う場合も同じ扱い
設定→プライバシーの画面で自分から確認する必要がある
- ・組織が明示的に参加を選ばない限り学習に回らない
- ・保持期間は標準30日
- ・Enterpriseは条件を満たせば個別契約でゼロ保持も選べる
契約上の既定。社員それぞれの設定確認は不要
ステップ2:個人向け(Free・Pro・Max)なら、学習させない設定を確認する
設定画面のプライバシー項目に、入力内容を「Claudeの改善(学習)に使ってよいか」を選ぶトグルがあります。オンにすると新しい会話が学習に使われ、保持期間も最長5年に延びます。オフなら学習には使われず、保持期間は通常の30日のままです。2025年8月の規約改定で導入された選択制で、新規登録時にはこの画面で選ぶよう案内されます。
具体的な場所は、Claude.aiにログインした状態で自分の名前をクリック→「設定」→「プライバシー」の順です。既存ユーザーは2025年10月8日までに一度この選択を求められているはずですが、忘れている人がほとんどです。今開いて、トグルの状態を目で確認しましょう。

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ステップ3:オフにしても残る例外を知っておく
学習をオフにしていても、会話が安全性のレビューにかかった場合は、その会話が学習に使われることがあると公式ヘルプに明記されています。どんな内容がレビュー対象になるかは公開されていません。

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ステップ4:「フィードバックを送る」機能は別ルートだと知っておく
回答の下にある評価ボタンや、Claude Codeの/feedbackのようなコマンドでフィードバックを送ると、その内容は学習トグルの設定とは関係なく、別のルートで保存・利用されることがあります(最大5年保持)。バグ報告のつもりで、機密のやり取りをそのまま貼り付けて送らないよう注意します。
対象になるのは、回答への評価(親指マーク)、不具合報告、会話を共有するボタンなど、「送信」を伴う操作全般です。眺めているだけ・コピーしているだけなら送信されません。

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ステップ5:本格的に会社で使うなら、法人向けプランを検討する
Team・Enterprise・APIといった法人向けは、初期設定で学習に使わない方針をAnthropicが明言しています。組織の管理者が「Development Partner Program」のような提供プログラムへの参加を明示的に選ばない限り、入力内容が学習に回ることはありません。保持期間も標準30日で、Enterpriseなら条件を満たせば個別契約でゼロ保持まで選べます。何より、社員それぞれが設定画面を確認する手間そのものが要らなくなるのが大きな違いです。
ゼロ保持は自動で付くものではなく、契約時に条件を満たしているか個別に確認が要る仕組みです。「Enterpriseなら自動でゼロ保持になる」と思い込まず、必要なら契約の窓口に直接確認しましょう。

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会社でClaudeを使うなら、ここだけ覚えておく
- 個人向け(Free・Pro・Max)は、学習に使うかを設定で選ぶ。オフなら学習に使われず保持は30日
- オフにしても、安全性レビューにかかった会話は例外として学習に使われることがある
- フィードバック送信は学習トグルとは別ルート・別の保持期間で扱われる
- 法人向け(Team・Enterprise・API)は初期設定で学習に使わない。人数が増えるほどこちらが安心
まとめ:まず自分の設定を見て、体制で守るかを決める
Claudeの入力データの扱いは、「AIが危ない」という漠然とした話ではなく、契約しているプランのどこにチェックが入っているかという具体的な話です。個人向けなら設定画面を開いて確認する、法人向けならその手間自体が要らない——まずはどちらの立場にいるかを知ることが出発点になります。
1人や数人の会社であれば、今日この記事のステップ1〜4をその場で全員分やってしまうのが現実的です。人数が増えてきたタイミングで、初めて法人向けプランへの切り替えを検討すれば十分間に合います。
ポリシーは今後も改定されます。この記事の内容は2026年8月時点の公式情報にもとづいていますが、実際に使う前には必ず最新の設定画面と公式ページを確認してください。
他のAIツールの学習オフ設定はChatGPTの「学習させない」設定の手順に、そもそも生成AIに入れていい情報の線引きはAIに入れていい情報はどこまで?にまとめています。情報漏洩の仕組み自体を先に知りたい方はChatGPTに会社の情報を入れて大丈夫?、会社として禁止から使い始めるまでの進め方はChatGPT禁止の会社で、限定解禁までの4ステップをご覧ください。
30分無料相談では、「うちの会社ではどのプランを選べばいいか」「個人向けのまま使っている社員にどう伝えればいいか」を、実際の使い方に合わせて一緒に整理します。設定に自信が持てないまま使い続けるのが不安な方は、お気軽にご相談ください。
参考(一次情報):Anthropic Privacy Center - Is my data used for model training?/Anthropic Privacy Center - How do I change my model improvement privacy settings?/Anthropic 消費者向け規約とプライバシーポリシーの更新(2025年8月)/Claude Code Data usage(公式ドキュメント)
※本記事は一般的な情報提供です。AIサービスのデータ取り扱いポリシーは改定されることがあるため、実際の利用にあたっては各サービスの最新の設定画面・規約を必ずご確認ください。
この記事は、みなさんの“困る”を解決する猫の手「コマル」がお届けしました。 「うちの場合はどうなる?」は 30分無料相談 でどうぞ。
