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AIで減った作業、数字で言えるのはここまで

こんにちは、コマルです。Comaruは、1人のフリーランスが運営している屋号です。「AIを使って、実際に何時間減ったんですか」と聞かれることがありますが、先に正直に書きます。時間の数字では、答えられません。手元の記録を見直しても、AIを使う前と後の作業時間を比べた記録が残っていなかったからです。

この記事では、記録が残っている3つの作業だけを取り上げ、「何が減ったと言えるか」と「言えないこと」を分けて書きます。数字は、記録で確かめられたものだけです。

資料を探す

言える構築1日/10問中10問/1回数円

言えない探す時間が何分減ったか

記事の公開

言える日付が来たら自動で公開

言えない手作業で何分かかっていたか

記事の下書き

言える56本を2026年8月13日までに書き終えた

言えない1本あたり何時間減ったか

図1記録が残っている3つの作業。数字で言えるものと、言えないものを分けて示した。

なぜ「何時間」と言えないのか

理由は単純で、AIを使う前の作業時間を測っていなかったからです。比べる相手がなければ、「前より何時間減った」とは言えません。後から思い出して「だいたい半分」などと言うことはできますが、それは根拠のない数字になります。

マル

プロなのに、測ってなかったの?

タイガー

1人で回している事業だと、そういうことは多いんだ。目の前の仕事を終わらせるのが先になるからね。大事なのは、測っていないものを測ったふりで書かないことだよ。

記録が残っている作業①:資料を探す手間

仕事の記録やノウハウを書いた文書が、239個に増えていました。「どこに書いたか」を思い出せないと探せない状態だったので、日本語で質問すると、根拠の文書を示しながら答えてくれる仕組みを自作しました。

記録に残っている数字は次のとおりです。

  • 構築にかかった期間:1日
  • 検索精度のテスト:10問中10問で、正しい文書を示した(合格の基準は8問)
  • 運用の費用:質問1回あたり数円のAI利用料
  • 資料にないことは「見つかりません」と答える作りにしてある

減ったと言えるのは「どこに書いたか探し回る手間」ですが、探す時間が何分から何分になったかは、記録がありません。

マル

質問1回で数円なら、気軽に聞けるね。

タイガー

そこが大きいんだ。コストが気にならないから、迷ったらすぐ聞く習慣がつく。でも、それで何分浮いたかは別の話で、記録がないから言わないんだよ。

記録が残っている作業②:記事を公開する作業

ブログ記事の公開は、日付が来たら自動で出る仕組みにしてあります。日付が未来の記事は公開されず、毎日0時10分ごろ(日本時間・数分から十数分ずれることがあります)にサイトが作り直されて反映されます。減ったと言えるのは「公開の日に手でボタンを押す」作業です。

マル

公開の作業って、そんなに時間がかかるの?

タイガー

1回なら数分かもしれないね。でも毎日となると、押し忘れも起きる。時間より「忘れても止まらない」のが効いている、というのが実感に近いかな。ただ、これも実感であって、測った数字ではないよ。

記録が残っている作業③:記事の下書き

ブログ記事は、AIで下書きを作り、人が仕上げる流れで書いています。記録に残っているのは、56本の記事を、2026年8月13日までに書き終えたという事実です。7回に分けて書き、完成した全101本の記事を、書式や表示の面で点検しています。

ここで気をつけたいのは、書けた本数は「作業が減った」ことの証拠にはなっても、「成果が出た」ことの証拠にはならない点です。このブログが読まれた数は、まだ多くありません。書く手間が減ることと、読まれることは別の話です。

マル

たくさん書いても、読まれないこともあるんだね……。

タイガー

うん。だから私たちは「本数」だけを成果にしないようにしているんだ。何時間減ったかの前に、減った時間で何をしたのかが大事だよ。

マル

3つだけって、少なくない?

タイガー

少ないよ。でも、記録と一緒に言えるのはこれだけなんだ。数を多く見せるより、言えることを絞るほうが信用されると思ってる。

言えないこと、そして「減らない」作業

整理すると、減ったと言えるのは「探す」「公開する」といった、手を動かす部分です。一方で、書いた記事を人が確認して仕上げる作業や、公開してよいかの判断は、AIに任せていません。ここは減らしていませんし、減らしたいとも考えていません。

この記事で言えることと言えないこと

  • 言える:資料検索の仕組みは1日で作れ、10問中10問で正しい文書を示した。1回あたり数円
  • 言える:記事の公開は自動になった。56本の記事を2026年8月13日までに書き終えた
  • 言えない:それぞれが「何時間」減ったか。導入前の時間を測っていないため
  • 言えない:書いた記事が「どれだけ成果を出したか」。読まれた数はまだ小さい

マル

じゃあ、これから測り始めたら、来年は数字で言えるのかな。

タイガー

そうなるといいね。記録は後から作れないから、今日から始めるのがいちばん早いよ。

これから測るなら:3ステップ

もし今から測るなら、難しいことはありません。1つの作業に絞り、次の順で記録します。

  1. AIを使わずにやるとき(または今までのやり方)の時間を、1回計る
  2. AIを使ってやるとき、手直しの時間も含めて3回ほど計る
  3. 3回の平均を、1の時間と比べる

「手直しの時間も含める」のがコツです。下書きが一瞬でできても、直すのに時間がかかれば、減ったとは言えません。測り方の考え方はAIで浮いた時間、どう数える?に4つの方法を比べてあります。

マル

手直しも入れると、思ったより減ってない、ってなりそう。

タイガー

そうなることもあるよ。でも、それが本当の数字だから、次にどこを直すかが見えてくるんだ。

まとめ:数字は、記録があるものだけ

「AIで何時間減った」という数字は、導入前の記録がなければ言えません。Comaruでも、時間の数字は言えませんでした。言えるのは、仕組みの完成までの期間、テストの結果、1回あたりの費用、そして作業が自動になったという事実だけです。

何から始めるか迷っているなら中小企業のAI活用、何から始めればいい?、AIに入れてよい情報の線引きはAIに入れていい情報はどこまで?をあわせてご覧ください。

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※ここで挙げた数字は、Comaruの自社運用の記録にもとづくものです。お客様の案件の実績ではありません。

この記事は、みなさんの“困る”を解決する猫の手「コマル」がお届けしました。 「うちの場合はどうなる?」は 30分無料相談 でどうぞ。